おもいやり療育の特色

  1. おもいやりでは、一人ひとりに寄り添い、子どもたちの健やかな成長を支援します。
    【スタッフ所有資格】
    * 児童発達支援管理責任者 1名
    * 児童指導員・中学校教諭・高等学校教諭 1名
    * 強度行動障害支援者養成(基礎・実践)取得 2名
    * 保育士 3名
    * 看護師 1名
  2. 地域の人との交流の機会を通して社会的なコミュニケーション能力を身につけます。
  3. 創作活動や野外活動を通して感性や創造性を身につけながら、自分の得意なこと、好きなことを見つけて伸ばしていきます。

具体的な取り組み

  1. 日々の療育の中に感覚教材・玩具を取り入れます。
    (例)フラワーブロック
    切り込み同士をはめ込んでピースをつなげたり取ったりする動きで、手先を使ってつまむ練習や、手指のアップに。自由に組み合わせて遊べ、創造力を養えます。
  2. 地域の人と交流の機会をもち、地域の方々との繋がり、コミュニケーションを育み、感覚統合に繋げていきます。
    (例)ハーバリウム教室
    今治市でハーバリウム教室をしているBambi(バンビ)の井原計恵講師にご協力いただき、ハーバリウム体験を開催しました。
    この体験では、自分で好きな花を選び、ピンセットで花をつまみ、自由に瓶に詰めていくことで感性を養います。
    ハーバリウム教室を通して、視覚・嗅覚・触覚を感じながら、手指を細かく動かすことができます。道具の操作・紐結びの動作や、想像力に繋がります。
  3. 野外活動では地域の公園で遊んだり、お祭り・イベント・農業体験等に参加します。
    (例)農業体験
    トマト収穫体験では、自然を通して、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚・前庭覚・固有覚の感覚統合に繋がります。

子どもたちは多くの刺激を受け、好奇心からさまざまなことに興味を持ちます。成長するにつれて自分から新しいことに対して「やってみよう!」と思い行動します。
そして「できた!」という達成感と成功体験を得て、チャレンジしていくという循環により感覚統合を養います。

感覚ってなんのこと?

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【視覚】
明暗、物の色や動き、
距離など、目から得られる感覚。過敏だと、光や色をキャッチしすぎて落ち着かないことも。

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【聴覚】
音を感じる感覚のこと。
一定範囲の周波数の音の刺激によって生じる。特定の音が苦手な場合や、必要な音を聞き取れない場合も。

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【触覚】
物に触れたときにおもに皮膚で得られる感覚。
触覚のセンサーが過敏だと、決まった素材の洋服しか着られない場合も。

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【味覚】
おもに舌の表面で感じる。
過敏だと苦手な味を強く感じ、偏食の原因になることも。

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【嗅覚】
においを感じる感覚。
においは避けにくいため、過敏だと生活の上でつらい場面も多い。

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【前庭覚】
体のバランスやスピード、揺れや回転を感じる感覚。
感覚刺激が得られにくい子どもは、不足した刺激を求めて、体を揺らしたり動き回ったりする。

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【固有覚】
筋肉や関節に感じる感覚。
この感覚が鈍麻だと、刺激が不足するため、興奮したり動き出したりする。体が適度な重さや圧力を感じることで、落ち着く。